こんにちは。インテリアコーディネーターの辻です。
前回のブログでは、レースカーテンにこだわった夏仕様のカーテンのお話をさせていただきました。
今回はその実例を4つのポイントからみていきます。
白いレースカーテン
白いカーテンには2つの効果があります。
- お部屋が広く、明るく見える
- 清潔感や気持ち良さを感じられる空間になる
お部屋が広く、明るく見える
壁や天井が白いお部屋では、カーテンを同色にすることで、お部屋を広く感じられます。
白は光を反射させるので、窓からの光をお部屋に拡散してくれたり、お部屋の照明の明かりを反射させてくれたり、これもお部屋を明るく広く感じさせる要因です。
またこちらの事例のように、カーテンを窓枠より高い位置から吊るすことによって、さらにお部屋の印象をすっきりさせたり、広く感じさせたりすることができます。
清潔感や気持ち良さを感じられる空間になる
白は清潔なイメージを持つ色。光を拡散させる白いカーテンは、その明るさに目がいくので、ちょっとした壁や天井の汚れやシミが目立ちにくくなるという効果も。
ただ、清潔な白はともすれば、病院などをイメージさせてしまうこともあるので、素材選びが大切です。
今回のようなレースのカーテンで取り入れると、柔らかさやナチュラルさ、涼しげな雰囲気を出すことができます。
レースのカーテンだけで透けないの!?
夏の暑さは大丈夫!?
そんな心配にも、最近では各メーカーから、透けにくいミラーレースや、熱や紫外線をカットしてくれる高性能のレースがたくさん出ています。
色にこだわるレースカーテン
2つ目は、レースを2色づかいで吊るした例です。
こちらはLDKのお部屋の2面に3つ、足元までの窓が連続しているのですが、その窓一つ一つに2色のカーテンを使うことで、お部屋にリズム感が生まれ、明るい雰囲気になります。
選ぶ色でイメージは変わりますが、レースに色を使うことで、色が光に透けるので大胆な色を使ってもきつい印象になりません。
色を使った明るいインテリアは、夏にもぴったりですね。
自然素材のレースカーテン
ナチュラルなインテリアの人気に伴い、自然素材のカーテンも人気が高まっていますが、
高いんじゃないの?
扱いが難しいんじゃないの?
と、少し敷居が高く感じられる方も少なくありません。
確かに麻や綿のカーテンは、下記2つなどの短所ともとれる特徴があります。
- 洗うと縮んでしまう
- シワになりやすい
しかし自然素材ならではの下記4つなどの効果があります。
- 光の透過性の美しさ
- 肌ざわりのよさ
- 通気性がよく、吸湿効果がある
- 静電気がおきにくく埃を呼ばない
麻の涼感やシャリ感、吸湿性や通気性は夏にもぴったりの素材です。素材の特徴を知って、上手に取り入れていきたいですね。
開けている時は全く見えないので、すっきりです。
実はこちらのカーテンにはもうひとつ工夫が。
通常のプリーツスクリーンではなくギャザーで縫製してもらっているので、さらに柔らかな雰囲気になっています。
逆にこちらは、自然素材のざっくりとした雰囲気をいかして、フラットに吊るしたもの。
縫製の仕方ひとつでも随分と印象の変わるカーテン。
好みのインテリアやカーテンの生地に合わせて、変えてみるとお部屋の雰囲気がぐんと変わります。
デザインにこだわるレースカーテン
最後に紹介するのは、レースのカーテンに、レースのカーテンを組みあわえたパターン。ドレープの生地として選ばせていただいたのは、たっぷり刺繍の入った生地。
しかり刺繍が入ることで、レースカーテンだけれども意外と視線をカットしてくれます。
贅沢な刺繍を使ったものはお値段もはりますが、床に落ちる刺繍の影や、ガラスへの映りこみまで美しく、光や風をしっかり楽しんでいただけて、日々の暮らしがぐんと豊かになります。
もちろんお手軽に楽しめる、デザインレースもたくさんあります。
変えるだけでぐんとお部屋の印象が変わるカーテン。
夏にオススメのレースカーテン。ぜひ暮らしに取り入れてみてくださいね。