
最近のサウナブームにより、よく耳にするようになった「ととのう」という言葉ですが、 「一体どういう意味?」「結局なになの?」と疑問に思う人も多いのではないでしょうか?
今回は、サウナ好きがよく使う「ととのう」という言葉の正体について、「ととのう」の意味や体の中で起きていることを解説します!
「ととのう」とは?

簡単に言えば、サウナ→水風呂→外気浴を繰り返したあとに訪れる“究極のリラックス状態”のことです。
- 頭がスッキリして、余計な考えが消える
- 体が軽く、浮いているように感じる
- 幸福感や多幸感に包まれる
- 覚醒とリラックスが同時にあるような“不思議な集中”状態
この独特な体験を、サウナーたちは「ととのう」と表現しています。
体の中では何が起きている?
「ととのう」は気分の問題だけではなく、体内でちゃんとした変化が起きています!

1. 自律神経のスイッチが切り替わる
サウナに入ると体温が上がり、血管が広がって心拍数がアップすることで、 体は「戦闘モード(交感神経が優位)」に入ります。
そこから水風呂に入ると、一気に血管が収縮して交感神経がさらに刺激されます。
そして外気浴で休むと、今度はリラックスの神経(副交感神経)が優位になり、一気に“深い安らぎモード”になります。
この交感神経と副交感神経の切り替えこそが「ととのう」を引き起こすカギです。
実際、フィンランドの研究でも、サウナ習慣が自律神経や心血管系に良い影響を与えることが報告されています。(Laukkanenら, 2015, JAMA)

なぜ「ととのう」と感じるのか?
ポイントは、アドレナリンがまだ体に残っていることです。
外気浴で体はリラックスしているのに、血液中にはまだ興奮物質が残っています。
つまり、身体は「休んでいる」けど、脳は「覚醒している」という状態になります。
この矛盾した状態が同時に起こることで、普段の生活では味わえない独特の快感が生まれます。
これが、サウナ好きが口をそろえて言う「ととのう」の正体です。
スポーツの後は興奮が残って眠れなくなるといった経験はありませんか?
このように、日常で「アドレナリンが分泌されたままリラックスする」ことは、ほぼ不可能です。
サウナのプロセスは、強制的に交感神経のスイッチをON/OFFするサイクルを作り出すことで、脳と身体をリセットさせます。この非日常のギャップが「恍惚感」や「多幸感」に繋がります。
2. 脳内に「快楽ホルモン」が出る
温冷交代の刺激で、脳からはエンドルフィンやセロトニンといった“幸せホルモン”が分泌されやすくなることがわかっています。
この幸せホルモンが、「気持ちいい…」「頭が真っ白で何も考えられない…」という感覚につながっています。医学誌でも、サウナに入ることでこうしたホルモンが分泌されることが認められ、リラクゼーション効果も確認されています。(Hannuksela & Ellahham, 2001, Am J Med)
3. 血流と代謝がぐっと良くなる
サウナに入ることで、体温が上昇し、血流や代謝がよくなります。
体温が1℃上がると、血流量は通常の2倍近くまで増えるといわれています。
血流がよくなることで、全身に酸素や栄養が行き渡り、疲労物質も流れやすくなります。
そのあと外気浴で落ち着いたときに「スーッと体が軽くなる」感覚が訪れます。
つまり「ととのう」とは、
- 自律神経のスイッチング
- 脳内ホルモンの分泌
- 血流と代謝の改善
これらの条件が重なって生まれる“ご褒美の状態”を一度体験すると忘れられず、ととのうを求めてサウナにはまる人が多くいるのだと思います。
ととのいやすい条件とは?

ととのいやすい条件はその人の好みによって異なってきます!
たとえば──
1. サウナ室の温度と湿度のバランス
- 100℃ストロングサウナで一気に汗をかく
- 70℃くらいのマイルドなサウナでじんわりと身体を温める
2. 水風呂の適度な冷たさ
- 10℃以下のキンキンの水風呂で一瞬でリセット
- 15℃~20℃前後の水風呂でじっくりとクールダウン
3. 外気浴スペースの快適さ
- 静かで落ち着ける環境
- リクライニングチェアやインフィニティチェアがある
- 外の風や自然を感じられる(庭、テラス、川沿いなど)
- ベンチで空を見上げながら風を感じる
- リクライニングチェアに寝転んで無重力気分
- 虫が苦手だから外気浴より畳の上で室内休憩
4. その他
サウナ前の過ごし方
- サウナ前に軽く運動してから汗を流す
- 仕事終わりに一切の力を抜いて入る
ロウリュやアロマ
- 熱々の蒸気を浴びる“ロウリュ”で一気に体を温める
- ヒノキや白樺のアロマで深呼吸して落ち着いた空気を楽しむ
つまり、「ととのう」ための条件は万人共通ではなく、自分に合った温度や時間、環境を見つけることが大切です。
サウナは「正解が一つじゃない楽しみ方」ができるのが魅力の一つだと私は思います。
サウナはただ汗をかくだけの場所ではなく、心と体を同時に整えるための時間でもあります。 ルールやマナーを守りながら、自分なりの「ととのい」を見つけてみてください!
自分だけのサウナ空間を見つけられる場所 ハルビアサウナショールーム
ハルビアサウナショールーム香川三豊&ハルビアサウナショールーム青森八戸
「実際に体感できる」

ハルビアサウナショールーム香川三豊では、フィンランドを代表するサウナブランドHARVIAのサウナが体験できます。
人気のサウナヒーターから、部屋に置くだけの簡単なサウナルームまで、さまざまなタイプのサウナ設備が展示されています。HARVIAの中でも洗練されたととのい空間が実現できるLUXURY(ラグジュアリー)シリーズを実際に体験できます!
オートロウリュも完備されており、設定をいじって自分好みのロウリュを探せます!
見て触って体感し、実際にサウナに入り最高のととのいを体験し、納得して購入いただけます。初心者から上級者まで、訪れるすべての方にとって新しい「サウナの世界」を体感できる施設となっています!
「見るだけでも大歓迎」

「サウナってどう作るの?」
「どんなストーブがあるの?」
「どんな熱なんだろう?」
そんな素朴な興味や疑問に、気軽に触れてもらえる場所としてショールームを開いています。
個人の方でも、業者の方でも、“見るだけ”“感じるだけ”の見学も大歓迎です!
直接購入&迅速な納品、消防・保健所のチェックからアフターフォローまで対応します。
サウナストーブを直接購入でき、手続きもスムーズです。さらに、最短3週間以内に納品可能なので、急なニーズにも迅速にお応えできます。
また、消防・保健所のチェックやアフターフォローもしっかり対応可能です。何かお困りのことがあればお気軽にご相談ください。
こんな方にお越しいただいています

- ご自宅へのサウナ導入を検討されている方
- 新築・別荘・リフォームをきっかけにサウナに興味を持たれた方
- お客様から「サウナをつけたい」と相談を受けている工務店・設計事務所の方
- 地域でサウナ事業を始めたい事業者さま
- HARVIA製品に興味を持ってくださっている方全般
ショールームでは、実際に稼働中のサウナルームに入っていただけるほか、ストーブの機種比較や、設置事例などのご紹介も行っています。
ご見学の流れ(完全予約制)
事前にご予約(公式サイトまたはお電話)ください。
サウナに関するお問い合わせはこちら
- スタッフによるショールーム案内・製品説明
- ご希望があればサウナを実際に体験していただけます
- 導入に関するご相談も承ります
最後に

サウナが好きで好きでたまらなく、自分の場所・生活圏に取り入れたいという方も、サウナは別にそんなに好きでないという方にも、皆様にサウナを身近なものとして感じていただきたいというのが我々の願いです。
「ちょっと見てみたい」
「自宅に設置できるか相談したい」
「お客さまからの要望に応えたい」
どんな理由でも大丈夫です。皆さまのお越しを心よりお待ちしております!
📍 HARVIAサウナショールーム香川三豊
香川県三豊市詫間町6781-1
080-3921-9613
📍 HARVIAサウナショールーム青森八戸
青森県八戸市沼館1-2-21ウエスタンビル1階
080-3923-4397
完全予約制!
お電話もしくはフォームからご予約ください!