こんにちは、インテリアコーディネーターの辻です。
今回からそれぞれの床の色に合わせた、様々なイメージのインテリアを実際にみていきたいと思います。
今回は「明るく白い床」で「モダン」なインテリアを作ります。
「明るく白い床」は、好みのインテリアのイメージを作りやすい床です。
白い床や天井が多い日本の住宅において、「明るく白い床」は壁や天井と馴染み、床の印象が薄いので、合わせていくインテリアでイメージを作りやすいのです。
白く明るい床の特徴
- 部屋が広く、明るく感じられる。
- 壁や天井の色と馴染むので、家具などでお好みのイメージを作りやすい。
ゴミ(髪の毛など)が目立ちやすい
白い床+モダン
(スタイリッシュ、かっこいい、都会的な、洗練された、高級な)
ポイント
- モノトーンで纏める。
- スチール、ガラス、コンクリート、皮などの素材と組み合わせる。
- 直線的、幾何学的なデザインを使う。
- 雑貨はあまり置かない。
上記のポイントにある、色や素材が増えるほど、スタイリッシュなイメージが強くなります。
コーディネートポイント
- ダークトーンのモノトーングラデーション
- 黒
ソファ、アートフレーム - 濃いグレー
壁 - 明るいグレー
ラグ
- 黒
- レザーのソファ、ソファの足の金属感
同じ色味・素材でも、モノトーンの色味の濃い色の分量を調整すると、イメージを変えられます。
モノトーンのインテリアの中だからこそ、柔らかな色合いのアートが引き立ちます。
もう一つ、モダンなインテリアのハードなイメージを調整するには、素材があります。
明るく白い床でモダンなインテリアを作るには、上記に書いたポイントを実行すれば比較的簡単に作ることが可能です。
実際にコーディネートしてみましょう
何もない空間からイメージを作っていく場合には、以下のように進めていきます。
- まずはどんなインテリアのイメージにしたいかをはっきり決めて置くこと。
(例)洗練されたモダンなインテリアにしたい! - 次にその空間に必要なアイテムを書き出します。
(例)リビング:ソファ、テレビ台、テーブル - その中で、部屋に占める面積が大きいものから決めていきます。
これで、お部屋のインテリアの土台ができました。
ここからが味付けの部分。
必要な家具が決まったら、それ以外のものでイメージを調整していきます。
曲線や、クラフト感のある、一見モダンとは相反するものを、色や素材に注意して取りいれるとインテリアに深みがでます。
後は、色を使いすぎないようにすることと、物をごちゃごちゃと置かないこと。
モダンでスタイリッシュな空間は、生活感があると一気にイメージが崩れてしまいますよね。
細かいことですが、ティッシュカバーやゴミ箱など、生活感が出やすい小さなものにこだわったり、カバーをしたりすると空間の質が変わってきます。
いかがだったでしょうか?
次回は「明るい白い床」で「北欧インテリア」を作っていきます。