サウナは熱や湿気を利用する施設のため、安全にご利用いただくには十分な配慮が必要です。
事故を未然に防ぐためには、公衆浴場法や消防法といった関係法令、自治体ごとの基準を遵守することはもちろん、日々の点検や運営体制、利用方法への配慮も重要になります。
安全なサウナ環境は、法律や基準だけで成り立つものではなく、設備管理・運営側の意識、そして利用されるお客様一人ひとりの協力など多くの配慮のもと成り立っています。
消防設備・非常用設備の点検
サウナ施設では
- 非常用ボタンや警報設備
- 自動火災報知器
- 非常用照明
- 安全に出入りできるドア(サウナから出るときに容易に出られるよう、中から押だけで開くドア)
といった設備が必要です。
火災が起きた時に正常に作動するよう、定期的な点検と電源管理が重要です。
火の元の管理
サウナ室内では、タオルや衣類がストーブやヒーターに触れることで発火する可能性があります。特に、アロマオイルや保湿液などが付着した物品は、熱の影響を受けやすくなる可能性があります。
ストーブ周りに可燃物を置かない、熱源付近を清潔に保つ、といった基本的な管理を徹底しましょう。
避難経路の確保
火災が発生した場合、安全に逃げられる出口が確保されていることが重要です。扉が正常に開くか、ロックされていないかなど、出入り口付近の安全チェックも必要です。
運営側の安全意識
サウナ運営者側の安全管理意識も事故防止には不可欠です。常に最新の法令やガイドラインに沿った設備・点検・従業員教育を行うことで、事故リスクを大きく下げられます。
「安全第一」で楽しむサウナ時間
サウナは心身のリラックスや健康維持に役立つ素晴らしい文化です。
しかし、高温の熱源や設備が関わる以上、火災や事故のリスクはゼロではありません。安全対策をしっかり理解して、安心して楽しむことが大切です。
利用するお客様へのお願い
サウナは、正しい使い方とお互いへの配慮があってこそ、安心して楽しめる空間です。
火災や事故を防ぐため、また皆さまに心地よい時間をお過ごしいただくために、以下の点についてご理解とご協力をお願いいたします。
🔥 火災・事故防止のために
- サウナストーブやヒーター周辺に物を置かないでください。
タオル・衣類・私物など、可燃物を近づけることは非常に危険です。 - ストーブに水をかける行為(ロウリュ)は、施設のルールに従ってください。
許可されていないロウリュや過剰な水量は、故障や事故の原因となります。 - 室内での喫煙・持ち込み機器(スマートフォンなど)の使用は禁止です。
火災・感電・故障のリスクがあります。
🚪 非常時の行動について
- 非常口・出入口の位置を事前にご確認ください。
万が一の際、すぐに避難できるようご協力をお願いいたします。 - 異臭・異音・異常な熱を感じた場合は、すぐにご利用を中止し、スタッフへお知らせください。
💧 体調管理についてのお願い
- 体調がすぐれない場合や、飲酒後のご利用はお控えください。
- 無理をせず、苦しいと感じたらすぐにサウナ室から退出してください。
- こまめな水分補給を心がけてください。
🤝 皆さまが安心して利用できる空間のために
サウナは心と体を整えるための場所です。お一人おひとりの安全意識とマナーが、事故の防止につながります。
モクラスでは、関係法令や各種基準を遵守することはもちろん、設計・設備選定・運営面において「安全であること」を最優先に考える姿勢を大切にしています。
また、運営側だけでなく、利用されるお客様一人ひとりのご理解とご協力があってこそ、安心できるサウナ環境が成り立つと考えています。
今後もモクラスは、サウナを愛するすべての方が、安心して楽しめる環境づくりに向き合い続けてまいります。
皆さまのご理解とご協力により、安心で心地よいサウナ空間を一緒につくっていければ幸いです。



